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糖尿病の自覚症状

糖尿病の症状

 インスリン作用の不足による中等度以上の高血糖が持続すると特徴的な症状(口喝、多飲、多尿、体重減少など)が出現します。一方、急激かつ高度のインスリン作用不足により著しい高血糖が生じる急性の合併症もあります。慢性的な高血糖状態が長く続くと、いわゆる糖尿病の合併症といわれる慢性の合併症が出現します(図2-1)。

2-1)糖尿病の症状20.png


















糖尿病の自覚症状

 持続する中等度以上の高血糖により口喝、多飲、多尿、体重減少、易疲労感などの糖尿病に特徴的な症状が出現します(図2-2)。しかし、一定以上の高血糖と持続時間が持続しないと自覚症状は出現しません。すなわち、自分が糖尿病であると自覚することは少なく注意が必要です(図2-3)。

2-2)糖尿病と自覚症状20.png
2-3)怖い糖尿病20.png

































糖尿病の自覚症状出現のメカニズム

 口渇、多飲、多尿という糖尿病に特徴的な症状が出現するメカニズムです。高血糖により尿にぶどう糖が漏れ出る(尿糖)により一連の症状がでるようになります(図2-4)。

2-4)糖尿病と自覚症状(多尿・・・)20.png


















【一口メモ】

腎性尿糖

 糖尿病は「尿に糖(ぶどう糖)が漏れ出る」ことから名付けられました。しかし、糖尿病でも尿に糖が漏れ出ない(尿糖陰性)場合があります。また逆に、糖尿病ではなくても尿に糖が漏れ出る(尿糖陽性)ことがあります。

 糖尿病でなくても尿に糖が漏れ出る場合、腎性尿糖といいます(図2-5)。

2-5)腎性尿糖20.png



















腎閾値(腎臓の糖排泄閾値)

 腎閾値(腎臓の糖排泄「閾値」)とは尿中に糖が排泄されるときの血糖値のことをいい、概ね160~180㎎/dlです。つまり、血糖値が腎閾値以下であれば、(糖尿病であっても)尿中に糖はほとんど排泄されません(尿糖陰性)。

 逆に、尿糖陽性ということは腎閾値を超えるような高血糖状態(血糖値が160~180㎎/dl以上)があったことを意味します。尿糖を測ることは血糖測定と異なり、痛みを伴わず自宅でも簡単にできます。

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