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一酸化炭素で酸欠状態
一酸化炭素のヘモグロビン結合力は酸素の 250倍以上あることが知られています。たばこの煙に含まれる一酸化炭素が酸素の運搬役であるヘモグロビンを「横取り」してしまうことにより、体内はいわば酸欠状態となってしまいます。また、これ以外にも血管壁や血小板を傷つけ、悪玉コレステロールを増やし、動脈硬化を促進させます。
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たばこの煙の一酸化炭素は自動車の排気ガスより高濃度
たばこの主流煙には30,000~40,000ppm(3~4%)の一酸化炭素が含まれ、アイドリング中の自動車の排気ガス(10,000ppm以下)よりも高濃度です。喫煙者の呼気からは、喫煙直後でなくても室内環境基準である10ppmを越える一酸化炭素が検出されます。喫煙者が一酸化炭素中毒死しないのは、吸入が間歇的だからに過ぎないのです。
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