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たばこの3大有害物質 - ニコチン

 ニコチンは主に二つ面で有害です。まず、強い毒性があります。また、精神的・肉体的な依存を引きおこします。

ニコチンの毒性

 ニコチンは青酸カリに匹敵する強力な毒物です。たばこを吸うとニコチンは非常に短時間に肺から吸収されて全身を回り、わずか6~7秒で脳まで達します。そして、交感神経を少量では興奮させ、大量ではまひ(抑制作用)させます。

 あなたが初めてタバコを吸った時、フラッとしたり、気分が悪くなったり、ひどい場合は鼓動が早くなって冷や汗をかいたりしなかったでしょうか? まさにこれがニコチンの急性中毒症状です。
 

 ニコチンには、末梢血管を収縮させ、血圧を上昇、心臓の収縮力を高める(負担をかける)作用があります。長期的には動脈硬化を促進します。その結果、脳卒中や狭心症・心筋梗塞を起こしやすくなり、またその引き金になります。

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喫煙により皮膚温が下がる

 たばこの煙を吸った時の手の皮膚の温度変化をサーモグラフィーで示したものです。30秒毎に7服した時に皮膚温度を測定。喫煙前は温度の高い赤、黄の部分が多い。喫煙30秒後には、殆ど温度の低い青に変化しており、末梢血管収縮のために、血流量が低下したことを示している。

血管の収縮,血流量の低下は,心臓や脳の血管でも起こり、心臓では虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞など)、脳では脳梗塞や作業効率の低下を招きます。

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喫煙による皮膚微小血管の変化

 ウサギに副流煙を経鼻的に2秒間吸わせたときの耳の血管の変化を顕微鏡で観察したものです。吸煙直後に細動脈や細静脈が強く収縮して血流が途絶え血管網が見えなくなっています。

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②ニコチン依存症

 次に、ニコチンは麻薬にも劣らない位強い依存性をもつ薬物です。人に「多幸感」という感情を生ずる精神薬理作用があります。人がたばこを吸うのはそのためです。もう少し詳しく説明しますと、ニコチンはコカインなどと同じように脳内のドーパミンという物質の分泌を高め、麻薬を使用した様な「快楽状態にします。この状態が長く続くと、ニコチン依存症となる訳です。すなわち、喫煙者の脳はニコチン漬けにされており、ニコチンが不足するとイライラする、体が重い、気分が冴えないとかの症状がでます。その結果、ニコチンの血中濃度を上げずにはおれなくなり、たばこに手が出ます。これがニコチン依存症です。 


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ニコチン依存性の強さは麻薬に匹敵する
 ニコチン依存症の強さは大変強く麻薬のコカインにも匹敵すると言われています。

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世界の禁煙ポスター
 世界の禁煙ポスターはリアル刺激的です。気の弱い方は見ないでください。

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